【薬剤師国家試験】現役生の成績が後半伸びる理由
こんにちは、はりねずみです。
私は102回薬剤師国家試験に合格しており、予備校にて講師をしていた経験があります。
そこから見る成績推移について分析しようと思います。
よく、「現役生は後半の伸びが良い」と言われます。
なぜでしょうか。
過去に「現役生ばっかり成績伸びるからズルイ」と言う浪人生に出会ったこともあるのですが、本当にズルイのでしょうか・・・?
現役生は「後半伸びるからいいや」とあぐらをかいてていいのでしょうか。
現役生はズルイ?
まず、薬剤師国家試験とは7割程度の薬学生が合格する資格だということ。
そのうち、現役生は8割程度合格します。
厳しいようですが、8割が合格する試験に合格できなかった2割の方が浪人するのです。
浪人しているのに現役生よりも勉強しないのはもっての外です。
それ以上しなければ合格できません。
(現役生よりも早めに勉強してるから、少しくらいサボっても大丈夫だ!ではありません。)
例えば、私とウサイン・ボルトが100メートル走で競争するとします。
・・・フツーに私負けますよね。
じゃあ、どうすれば勝てるのか。
私がボルトに唯一勝つ方法とは「ホイッスルがなる前に走り出すことです」
そして途中で止まらずに逃げ切ること。
止まってはこされてしまいます。
スポーツなら、ヨーイドンで走り出さなければいけませんが、勉強ではホイッスルは鳴りません。
私自身、人よりも記憶力があまりないと大学2、3年生の頃に自覚していましたので、圧倒的に早い段階から勉強を始めようと5年生の頃からやっていました。
それでも私は統一Ⅲの成績は多くの人に越されて行きました。
模試の推移が気になる方はコチラ
harinezumisensei.hatenablog.com
もしも、「自分はあまり効率よくないタイプだ」と感じるのであれば、
早めにスタートし、歩みを止めてはいけません。
多くの浪人生は圧倒的な勉強量が必要なんです。
現役だから大丈夫?
先ほど私とウサイン・ボルトが100メートル走で競争する話をしました。
ウサイン・ボルトは確かに足が早いですが、走り始めないと、ゴールはできません。
現役生はボルト的存在(元々勉強センスがある人)が多いかもしれません。
ですが、現役生だからとあぐらをかいて良いわけではいけません。
もしも、元々勉強センスがあったとしても勉強しなければ合格しません。
そして、1番恐ろしいのは
自分はボルトではないと遅い時期に気付いてしまうこと。(もしくは気づかないこと)
とても個人的な意見ですが、「やればできる」という言葉があまり好きではありません。(笑)
早く、「やってもできない」を体験した方がいいのにな、と思います。
やってもできないから、やり方を模索したり、勉強時間を調整したりと次のステップへと進めることができるのだと私は思います。
それが早ければ早いほど、修正できますし、自分に合った方法を見つけることができます。
まとめると・・・
なぜ、現役生の成績が後半伸びるのかというと、
元々勉強センスがある人が多いから。
ということになります。
ただ、浪人生にはここで悲観的になってほしくありません。
対処法はいくらでもあります。今回の記事の内容にもヒントは色々合ったかと思います。
まずは、自分の現状を理解して、堅実に進めてください。
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