予備校講師の1日(内部編)
こんにちは、はりねずみです
私は予備校講師の経歴があり、大学や企業で講義をする機会が多くあります
予備校に通っている学生さん、将来予備校講師になってみたいという方の
予備校講師の1日ってどんなんだろう?
という疑問についてお伝えします
【目次】
予備校講師の1日(内部講義編)
内部講義とは、予備校内である講義のことをいいます
8:30に出勤して9:30から講義が始まります
講義時間は70分×4コマ(5コマのこともあります)です
たまに「70分の講義、同じの4回するんでしょ?」と言われることもあるのですが、
この講義というのは1クラスで70分×4コマ行われます
つまり、全部違う内容ということです
学生は1日にずっと同じ科目を勉強するので、もしかしたら、飽きちゃう人もいるかもしれませんね
授業が15:30頃に終わり、
その後に学生にはその日の復習テストを解いてもらい
テスト後にはその解説を30分します
講義とテスト解説終了が大体17:00くらいとなります
その後は質問対応19:00まで。
19:00ですぐ帰れることもありますが、
講義が多い週などは、デスクワークがほとんどできませんので、
残って作業することもあります
予備校講師の1日(講義のない日編)
「予備校講師って授業ない日何してるんですか?暇なんですか?」と結構言われます(笑)
確かに、目に見える部分で言えば「講義」がメインですよね
ですが、予備校講師の仕事内容のうち、「講義」って全体の3,4割程度なんです
じゃあ何しているんだろうか?
- 校正
- 問題作成
- 学生の成績管理
- SNS発信
- 書籍作成
- 分析
- 会議(内部取り組み)
- 講義準備
- オンライン撮影
- 質問対応
とてもザックリ挙げてこんな感じです
1 校正
校正とは、作成した問題や書籍に間違いはないか確認する作業です
専門書をみて本当に間違いはないか?というのを確認します
(ドラマの校閲ガール観てました?あんな感じです)
2 問題作成
問題作成は内部資材だけでなく模試問題などを作っています
また、講習会や大学によってはオリジナルプリントが必要な講義もありますので、
講義資材を作成することもあります
3 学生管理
学生管理は授業に出席しているか、テストの点数はどれくらい取れているかというのを確認します
全体の成績ももちろんみますが、アドバイザー(担任のようなもの)の学生の成績は特に確認しています
模試後などには1人ずつ面談を実施して勉強方法や悩んでいることなどサポートします
4 SNS発信
SNS発信もやっています
メインでSNS発信を担当してくれる方もいますが、
インスタなどは全員で問題を提出して平日はほぼ毎日投稿しています
ブログも(私はたまに)書きます
5 書籍作成
次年度に向けた参考書のブラッシュアップや改訂、また新しい書籍の提案や作成を行なっています
これも担当者ごとに仕事の比重は変わりますが
執筆、校正を行います
6 分析
内部学生の成績を分析し、その結果をもとに会議で内部取り組みを決定します
「毎年同じ取り組み」ということはありません
毎回成果判定を出しています
成果があれば続行しますし、ないと判断すれば廃止します
7 会議
毎月1回、教室内で会議を行います
取り組みに関すること、外部(大学や企業の授業など)に関して話し合います
その他、様々なプロジェクトチームがありますので1人1つは所属しています
8 講義準備
70分×4コマ(ないしは5コマ)の講義をするためにはそれなりに準備が必要です
仕事の年数を重ねれば多少慣れますが、
入職1年目は・・・本当に大変です(これはまたの機会にお話しします)
かける時間は違えど、
どんなベテランの講師でも講義準備は行なっています
テスト結果をみてここを伝えようとか
去年の国家試験で聞かれ方が変わったからそれを伝えようとか
様々かとは思いますが、準備しています
9 オンライン撮影
コロナの影響でオンライン講義を受講する方も増えていますので、
そのための動画を別途撮影して準備しています
10 学生の質問対応
とっても大切な仕事です・・・!
講義の日以外にもわからないことがあれば質問に来てもらいます
勉強についてだけでなく、勉強方法やテスト前の勉強の優先順位なども話します
また、直接質問できないオンライン上の学生はメールで質問しますので、それに回答します
そういうことをしながら、教室運営(電話対応、部屋の環境、消毒)してます
・・・意外とやることあるでしょう?(笑)
でも、とっても楽しいですよ😌